配当再投資ってどういうこと?
株を持っていると、会社から「配当金」がもらえます。
たとえば100万円分の株を持っていて、配当利回りが4%なら、年間で約4万円の配当金が口座に入ってきます。
この4万円、そのまま使ってしまうこともできますが——
使わずにもう一度株を買うのが「配当再投資」です。
たったこれだけの行動ですが、長く続けるとびっくりするほど差が出ます。
なぜ差が出るの?——「複利」の力
配当金で株を買い増すと、持っている株の数が増えます。
株の数が増えれば、次にもらえる配当金も増えますよね。
増えた配当金でまた株を買って、さらに配当が増えて……
この繰り返しが「複利」です。
雪だるまを転がすと、くっつく雪の量がどんどん増えていくのと同じです。
最初は小さな差でも、5年、10年、20年と続けると大きな差になります。
シミュレーションで比べてみよう
「再投資するとどのくらい変わるの?」——実際の数字で見てみましょう。
100万円を配当利回り4%の銘柄に投資して、20年間放置した場合の比較です。
同じ100万円・同じ利回りなのに、再投資するだけで2倍以上の差がつきます。
積立投資と組み合わせるとさらに強力
一括で投資するだけでなく、毎月コツコツ積み立てながら配当を再投資すると、効果はさらに大きくなります。
たとえば毎月3万円を積み立てながら、配当金も再投資に回した場合と、配当金を使ってしまった場合の違いを見てみましょう。
再投資のやり方は?
「配当再投資がいいのはわかったけど、具体的にどうやるの?」という方のために、やり方をまとめます。
投資信託の場合——ほぼ自動でOK
投資信託には「分配金受取型」と「分配金再投資型」があります。
再投資型を選ぶだけで、分配金が自動的に同じファンドの購入に回ります。
何もしなくても複利が働くので、初心者にはこちらがおすすめです。
ちなみに、eMAXIS Slimなどの人気インデックスファンドは、分配金を出さずにファンドの中で再投資してくれる設計です。
知らないうちに再投資されている、というのが実態です。
個別株・ETFの場合——配当が入ったら自分で買う
個別株やETFの場合、配当金は現金として口座に入ります。
自分で同じ銘柄を買い増す必要がありますが、SBI証券や楽天証券なら数タップで完了します。
おすすめは「配当が入ったら買い増す」をルーティンにしてしまうこと。
月1回、口座を見て配当金が貯まっていたら買い増す——これだけで十分です。
NISA口座を使うと再投資がもっと有利になる
配当金には通常約20%の税金がかかります。
つまり、1万円の配当金をもらっても手元に残るのは約8,000円。
再投資に使える金額が2割も減ってしまいます。
でもNISA口座で株を持っていれば、配当金は非課税。
1万円がまるごと再投資に回せます。
たった20%の違いですが、20年続くと大きな差になります。
NISA vs 課税口座で再投資した場合の差
100万円・配当利回り4%・再投資あり・20年のシミュレーション
NISA(税率0%)
課税口座(税率20%)
まとめ
配当再投資は、やることはシンプルです。
もらった配当金を使わずに、もう一度投資に回す。
それだけで、同じ元手・同じ利回りでも長期のリターンがまるで変わります。
投資信託なら「再投資型」を選ぶだけ。個別株なら配当が入ったら買い増すだけ。
NISA口座を使えば税金がかからない分、さらに効率的です。
コツコツ育てた資産、いざ使うときはどうすればいいのでしょうか?
次の記事では、投資信託の取り崩し方と高配当株の出口戦略を解説しています。