増えてる実感がないと、モチベーションが続かない
前回の記事で「長期・積立・分散」が大事だとお伝えしました。 でも、頭ではわかっていても続けるのが一番難しいのが現実です。
毎月コツコツ積み立てていても、画面に表示される金額は日々上がったり下がったり。
「本当に増えてるの?」と不安になって、途中でやめてしまう人も少なくありません。
私自身、初めて配当金を受け取ったときのことは今でも覚えています。 金額はたった数百円。でも、「自分のお金が本当に働いてくれたんだ」と実感できて、すごく嬉しかったです。
この体験があったからこそ、投資を続けてこられたと思っています。
積立に加えて配当がもらえる株を少しだけ持ってみると、 投資のモチベーションが大きく変わります。
そもそも配当金ってなに?
配当金とは、企業が稼いだ利益の一部を株主(=株を持っている人)に分けてくれるお金のことです。
株を持っているだけで、定期的に現金を受け取ることができます。
たとえばこんなイメージです。
→ 50円 × 100株 = 年間 5,000円が口座に振り込まれます
株を売って得る利益(値上がり益)とは違い、持っているだけで受け取れるのが配当金の大きな特徴です。
日本の会社は年に1〜2回、アメリカの会社は年に4回(3か月ごと)配当を出すことが多いです。
「高配当株」と配当利回りの見方
では、どの株が「高配当」なのでしょうか?
それを判断するために使うのが配当利回りという数字です。
具体的な例で見てみましょう。
| 株価 | 年間配当 | 配当利回り |
|---|---|---|
| 1,000円 | 40円 | 4.0% |
| 2,000円 | 60円 | 3.0% |
| 500円 | 30円 | 6.0% |
一般的に、配当利回りが3〜5%くらいの銘柄が「高配当株」と呼ばれます。
ただし注意点がひとつ。利回りが極端に高い(たとえば8%以上)銘柄は、株価が急落した結果として利回りが上がっているだけのこともあります。
「利回りが高い=お得」とは限らないので、数字だけで飛びつかないことが大切です。
日本株とアメリカ株で配当の考え方が違う
実は、日本とアメリカでは企業の配当に対する姿勢がかなり違います。
- 日本株:業績が悪くなると配当を減らす(減配する)企業が多い。
ただし最近は「株主にしっかり還元しよう」という意識が高まっていて、毎年配当を増やしている企業も増えてきています - アメリカ株:「配当は株主との約束」という文化が根付いていて、景気が悪くなっても配当を維持・増額し続ける企業が多い。
10年以上連続で配当を増やしている企業は「配当貴族」と呼ばれ、投資家から高く評価されています
どちらが正解ということはありませんが、「安定して配当がほしい」という方にはアメリカ株やアメリカのETF(複数の株をまとめた商品)の方が選びやすい面があります。
高配当株で気をつけたい3つのリスク
配当金はうれしいものですが、もちろんリスクもあります。始める前に知っておきましょう。
① 配当が減るリスク(減配)
企業の業績が悪くなると、配当が減ったり、なくなったりすることがあります。
配当利回りの高さだけで銘柄を選ぶと、こういった「減配しやすい銘柄」を掴んでしまうことも。
② 株価が下がるリスク
年間5,000円の配当をもらっても、株価が10,000円下がっていたら、トータルではマイナスです。
配当だけでなく、企業の業績や将来性も合わせてチェックすることが大切です。
③ 税金がかかる
配当金には約20%の税金がかかります。5,000円の配当なら、手取りは約4,000円です。
ただし、NISA口座で株を買えば配当金も非課税(税金ゼロ)になります。
高配当株こそNISA口座で持つメリットが大きいと言えます。
まとめ
配当金は、投資の成果を「実感」できる貴重な体験です。
積立投資と組み合わせて、少額からでも高配当株を持ってみると、投資を続けるモチベーションが変わります。
受け取った配当金をそのまま再投資すると、さらに効率よく資産を増やせます。
でもその前に、毎月配当がもらえる仕組みを知っておくとモチベーションがさらに上がります。
次の記事で紹介しています。